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新入社員の傾向 [人材育成・研修]

毎年春には新入社員研修が行われ、各研修機関から「新入社員アンケート」の
結果が発表されています。

2008年度の新入社員傾向として、例年に比べて、
「安定志向」
が顕著に見られていました。

「成長性」より「安定性」を求めているのは、ライブドアを代表する
新興企業の「急成長と破綻」を見ているからかもしれません。


一方では、「退職」について抵抗感を持っていないことも判明しました。
新入社員の過半数を超える人が、”○○の理由があれば、退職も当然”、
”スキルアップの機会があれば、前向きに転職する”と言っています。


つまり、
「安定した会社に入社したいが、終身雇用には拘っていない」
これが、新入社員の就社意識のようです。



一方、新入社員を迎える企業側には、
”社会人としてのマナー、いや常識がない”
”何でもメールで済まそうとし、対面のコミュニケーションができない”
”叱るとすぐに落ち込んでしまい、手がかかって仕方がない”
のような不満があるようです。


ある新入社員アンケートに非常に興味ある傾向が示されていました。
新入社員のマナー意識です。


顕著な例として挙げられていたマナー意識として、以下のようなものがありました。

”電車の床にジベタに座ることはNG”・・・・・マナー違反
しかし、
”電車の中での飲食はOK”・・・・・マナー違反ではない、問題ない


私共、大人から見ると
”電車のジベタに座るのはマナー違反”と新入社員が考えていることに
安心をしますが、飲食はOKと言われても・・・・という感じです。


・新入社員の転職意識
・新入社員のマナー意識
について、しっかりと認識しておかないと、人材育成計画に失敗する
かもしれません。


”折角育てても、すぐに退職してしまう”

採用に莫大な費用をかけ、育成に莫大な費用をかけながら、
結果的に、退職されてしまうのは
企業にとって最悪の事態です。


新入社員の価値観を知る必要があります。
しかし、新入社員の価値観を知る機会はあまりありません。
企業はハレモノに触るように、新入社員に接しています。


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